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よもやま話13信楽の修行からホテルオークラ東京の壁画へ

サギの板を切り出す作業

楽は伝統的な様式が続き、歴史も古く、釉薬を使わず土そのものを熱と炎で変化する壮大な「のぼり窯」があります。

滞在中、のぼり窯の焼成に参加させていただき、貴重な体験から、無釉にも惹かれていきました。 現代陶芸に魅せられた前衛作家と、伝統を守る陶工家のいる所で多くを学びました。

1967年の20歳の冬、信楽の焼き物修行は一応終了としました。しかしなんとか完成したのは全身4メートルの真っ黒な釉薬にくねる筒。達成感のない結果でした。

しかし10数年後、私はこの時の体験で授かったインスピレーションだけで、大きな冒険をしてしまうのです。 東京に戻ってからは、システィーナ礼拝堂の天井画・ミケランジェロの壁画の画集から人物像を、信楽から持ち帰った陶土で、レリーフと立体に仕上げ、高温焼成に挑戦してみました。

両手に入る大きさの焼き物は、色も自然。なんども手の中でくり返された、指先の力が粘土に心地よく伝わった分、亀裂も起きませんでした。もりあがった面は強い炎で色が変化し、鉱物のようにも見えました。

さっそく鉄分を含むベンガラを粘土にまぜ、いくつかの彫刻を試作したのが、後にホテルオークラ東京の壁画制作に役立ったのです。

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